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白雪姫【眠くなる読み聞かせ♪】無料/海外の童話/文章/朗読【寝かしつけ専用】

こんにちは!ばぶっく管理人の若宮いろはです。

今回は「赤ちゃんがすぐ眠る朗読シリーズ」の第三弾として、グリム童話の名作「白雪姫」の読み聞かせを作りました。

もともとのお話が複雑なので、誰でもわかりやすい物語にまとめて朗読しました。(何度も録音し直して今までで一番苦労した読み聞かせですw)

優しい語り口調とオルゴールの音楽が睡眠前にぴったりなので、ぜひ聞いてください!

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子育てママにとって赤ちゃんのお世話と家事の両立は本当に大変ですよね?
 
私も経験してみてわかったのですが、実際に子育てママは大変すぎます!
 
今回はなかなか寝ない赤ちゃんのために寝かしつけ専用の音声動画をつくりました。「眠くなる朗読シリーズ」を是非お子さんに聴かせてください!
 
(※この「眠くなる朗読シリーズ」は大人の方にも睡眠誘導BGMとして活用していただけます。ばぶっくのすべての読み聞かせは無料です。)

白雪姫:眠くなる動画・音声




若宮いろはの眠くなる朗読シリーズをYouTubeにアップしました。愛情たっぷりの朗読音声を是非聞いてくださいw

白雪姫:物語・文章 <ストーリー>

第一幕

むかしむかしある国のお妃さまが、たいへんかわいい赤ちゃんを生みました。

その子は肌が雪のように白かったので白雪姫と名づけられました。

お妃さまは白雪姫をたいへんかわいがっておりましたが、急に病で倒れてしまい、幼い白雪姫を残して亡くなってしまいました。

一年が立ち、王さまは新しいお妃さまをもらいました。このお妃さまはたいへん美しい方でしたが、うぬぼれが強く、わがままな方で、他の人が少しでも自分より美しいと、じっとしてはいられない方でした。

お妃さまは不思議な鏡を持っていて、毎日鏡を見てはこう言いました。

「鏡や、鏡、この世で一番美しいのは誰?」

すると、鏡はいつもこう答えていました。

「この世でいちばん美しいのは、お妃さまです。」

それを聞いて、お妃さまはいつもご機嫌になっていました。この鏡は、決してうそを言わないことを、お妃さまはよく知っていたのです。

第二章

ところが、白雪姫が7歳になったころ、いつものようにお妃さまが鏡にたずねました。

「鏡や、鏡、この世で一番美しいのは誰?」

すると、鏡は答えました。

「この世で一番美しいのは白雪姫です。」

これを聞いたお妃さまは、たいへん驚いて、それからはもう悔しさのあまり、昼も夜も、じっとしていられなくなりました。

お妃さまは、ひとりの猟師を呼んでこう言いつけました。

「あの子を、森の中につれていっておくれ。私はもうあの子を二度と見たくない。だからお前はあの子を殺して、その証拠にあの子の血をこのハンカチにつけてきなさい。」

猟師はその言いつけにしたがって、白雪姫を森の中へ連れていきました。

猟師は美しい白雪姫が急にかわいそうになり、

「早くお逃げなさい。かわいそうなお姫様だ。」と言って逃がしてやりました。

白雪姫が森の奥に逃げていくと、猟師はハンカチにイノシシの血をつけて、女王様のところに持っていきました。

お妃さまはそのハンカチを見て、すっかり安心して、白雪姫は死んだと思い込みました。

第三章

さて、かわいそうな白雪姫は、ひとり森の中で怖くてたまりませんでした。

白雪姫は、足のつづくかぎり歩きつづけて、とうとう夕方になるころに、小さな家を見つけました。

白雪姫はクタクタに疲れていたので、恐る恐るその家にはいりました。

その家の中にあるものは、なんでもみんな小さいものばかりでした。

部屋のまん中にはテーブルがあって、その上には、七つの小さなお皿に料理が用意されていました。

白雪姫は、たいへんおなかがすいていたので、少しずつ料理をいただきました。

休憩しようとベッドに横になった白雪姫は、そのままグッスリねむってしまったのでした。

第四章

日がくれて、あたりがまっくらになったときに、この小さな家の主人たちが帰ってきました。その主人たちは、七人の小人でした。

この小人たちは、毎日、山の中に行っては、金や銀のはいった石をさがすのが仕事でした。

小人たちは、自分たちの食事が食べられていることに気付きました。

そしてベッドの上で誰かが寝ていることに気づきました。

「わしのベッドで寝ているのは誰だ。」

小人達は、七つのランプを持ってきて白雪姫をてらしました。

「おやおや、この子はなんてきれいなんだろう。」と、小人は言いました。

それから小人たちは、白雪姫をおこさないで、そのままソッと寝させておきました。

第五章

朝になって目をさました白雪姫は、七人の小人を見ておどろきました。けれども、小人たちは、たいへん親切にしてくれて、

「おまえさんの名まえは何というのかな。」

とたずねました。すると、

「わたしの名まえは、白雪姫です。」と答えました。

「おまえさんは、どうして、わたしたちの家に入ってきたのかね。」

と、小人たちは聞きました。

そこで白雪姫は、
まま母が自分を殺そうとしたこと、猟師が助けてくれたこと、一日中かけずりまわって、やっとこの家を見つけたことを、小人たちに話しました。

その話をきいて、かわいそうに思った小人たちは、

「もしも、おまえさんが家の仕事をしてくれるなら、この家で一緒に暮らしてもかまわないよ。」

といいました。

白雪姫はたいへん喜んで、小人たちと暮らすことになりました。

白雪姫は毎日、小人の家の掃除や洗濯、料理をこなしました。

小人たちは毎朝、山に行っては金や銀の入った石をさがし、夜になると家にかえってくるのでした。

第六章

猟師が白雪姫を殺したものだと思い込んでいた女王様は、すっかり安心しきっていましたが、あるとき鏡の前で言いました。

「鏡や、鏡、この世で一番美しいのは誰?」

すると、鏡が答えました。

「この世でいちばん美しいのは、白雪姫です。」

これを聞いたお妃さまは大変おどろきました。この鏡は、決してまちがったことをいわない、ということを知っていましたから。

鏡に聞いて、
白雪姫がまだ生きているということも、山の中で小人たちと暮らしていることも、みんなわかってしまいました。

「あの猟師、わたしをだましたのね。」

お妃さまは、自分がいちばん美しくなければ気が済みません。

「白雪姫のやつ、必ず殺してあげるからね。」

女王様は今度は自分で白雪姫を殺してしまおうと、老婆にへんそうし、毒りんごを持って山へでかけました。

第七章

山をこえて、七人の小人の家まできた老婆は、ドアをトントンとたたいて言いました。

「美味しいりんごがありますが、いかがですか。」

いつものように留守番をしていた白雪姫は、

「七人の小人に言いつけられています。私は、だれも中にいれるわけにはいきません。」

といいました。

「いいえ、家に入らなくてもいいんですよ。わたしはね、いまリンゴを捨ててしまおうかと思っていたところなので、せっかくだから、ひとつあげようかと思ってね。」

と老婆はいいました。

「まぁ、ありがとうお婆さん。ではひとついただくわ。」

お腹が空いていた白雪姫は、なんの気なしに毒りんごを受けとりました。

そして、そのりんごを一かじりしたとたんに、バッタリと倒れてしまったのでした。

そのようすを恐ろしい目つきで見ていた老婆は、さもうれしそうに、大きな声で笑いながら、

「さあ、これで私が、世界でいちばん美しい女になったのだ。」

といいました。

第八章

老婆に変装していたお妃さまは、大いそぎでお城に帰ると、鏡のところにかけつけてたずねました。

「鏡や、鏡、この世で一番美しいのは誰?」

すると鏡が答えました。

「この世で一番美しいのは、お妃さまです。」

これを聞いたお妃さまは、たいへん喜んで、やっとおちついた気もちになりました。

第九章

夕方になって家にかえってきた小人たちは、白雪姫が倒れているのを見つけました。

びっくりして、かけよってみれば、もう白雪姫は息一つすらしていません。

七人の小人はたいへん悲しんで、三日三晩泣きくらしました。

それから、白雪姫を埋めようと思いましたが、なぜか白雪姫は、生きていたそのままの姿で、いきいきと顔色も赤く、きれいでしたので、小人たちは、

「こんなきれいな白雪姫を、土の中にうめることなんかできるものか。」

と言ってガラスの棺をつくり、その中に白雪姫のからだをねかせておきました。

白雪姫は、長いあいだ棺の中に横になっていましたが、その身体は少しも衰えず、まるで眠っているようにしか見えませんでした。

第十章

ある日のこと、とある国の王子が、森の中にまよいこんで、七人の小人の家を見つけました。

小人たちに事情を話して一晩とまることになった王子は、ガラスの棺に目をとめました。

近よって中をのぞきますと、じつに美しいお姫様が横たわっています。

その美しさに、しばらくわれを忘れて見とれていた王子は、小人たちに、

「お願いです。この棺を、わたしにゆずってくれませんか。わたしは、この姫を見ないでは、もう生きていられない。わたしの生きているかぎり大切にしますから。」

王子は小人たちに必死にたのみました。

気だてのよい小人たちは、王子が本気でたのんでいるのを感じて、その棺を王子にゆだねることにしました。

王子は、家来たちに命じて、棺をかついではこばせました。

しばらくすると家来のひとりが、一本の木につまずいてしました。ガラスの棺ははげしく揺れて、そのひょうしに、白雪姫の口から毒リンゴの欠片がとびだしました。

するとどうでしょう。

棺に横たわっていた白雪姫は、目を見ひらいて起きあがったではありませんか。

「わたしは、どこにいるの?」

と不思議そうに話す白雪姫。それを聞いた王子は大喜びして

「わたしのそばにいるんですよ。」

と言って、いままであったことを話ました。

そして、

「わたしは、あなたを世界じゅうの誰よりも愛しています。わたしのお嫁さんになってください。いっしょに私のお城へいきましょう。」

といいました。

それから白雪姫は、王子と結婚していつまでも幸せに暮らしました。

おしまい。

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